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「……」 「気がついた?」 「ここは…」 目が覚めると、はベッドに横た わっていた。隣には椅子に座った千種。 どうやらここは保健室らしく、先生はいない ようだ。 「あれ…何で私…?」 「覚えてないの?倒れたんだよ。貧血で」 言われてみれば…階段を下りようとして、突然意識が… 「そっか……ん?千種、それ…?」 目を丸くして千種の腕をじーっと見つめる。 自分の腕を見てみろと言われ、目線を自分の腕に移す。 すると千種と同じような包帯が巻かれていた。 「血、足りてないっていうから…輸血した」 「え…」 「まったく…俺だってそんな血の気が多いわけじゃないのに。迷惑な話だよ」 「……」 「?」 急に俯いて喋らなく なったが気になって呼んでみた。 が、の顔を見て驚いた。泣いていたからだ。 「ご、めん…っ……ごめん…」 泣きながら何度も謝る。 ちょっとからかうだけのつもりだったのに。こちらが申し訳なくなる。 震えながら泣 く。すごく弱々しくて、消えていまいそうだ。 そんな光景を見てられなくて、千種 はを抱きしめた。 「っ…!」 「ごめん。いじめすぎた。嘘だよ」 「ち、くさ…」 「心配だっただけだから。もう泣かないで」 優しくの背中を摩ると、少 し落ち着いたようだ。 「それに俺が自分から言ったから」 「自分…から?」 「そ」 の中に他の奴の血が混じるなんて嫌だ。 「なんで…」 なんでって… 「好きだからに決まってるでしょ」 本当には鈍いね。 「……」 顔を 真っ赤にさせて俯く。 恥ずかしいのはわかるけど、何も返してもらえないのも微妙だ …。 まぁ嬉しそうな顔してるみたいだから、良しとするか。 |