戦意

「カミナ!」
ずしりと背中に重み。
見上げるように頭を下げると、そこには笑顔の
「おぅ、どうした?」
「見て見て!ヨーコにもらったの!」
嬉しそうにが差し出したのは、小さな銃だった。
「お前…これ嬉しいのか?」
「うん!」
普通の女はこんなものじゃ喜ばないと思う。
には特に似合わねぇ…。
「これで戦えるでしょ?」
「戦うぅ!?」
「そうだよ!私も…カミナの役に立ちたいから…」
…」

「バーカ」

「わっ」
の腕を引っ張り、自分の腕の中に引き込む。
状況をわかっていないは目を丸くしてキョトンとしている。
「お前はいいんだよ…俺が守ってやるから」
腕に力を込め、の肩にちょこんと顎を乗せた。
やっと自分の状況を理解したは、顔を真っ赤にして慌て出だす。
「か、カミナ…っ!?」
「だーかーら…」
カミナの腕がスルリと伸び、の手を握る。
すると心臓がドクンと一跳ねするのがわかった。
可愛いなぁ…。
そんなことを思いつつ、が手に持っていた銃を抜き取った。
「あっ!」
「これは俺が預かっとくぜ」
「か、返してよ!」
「やなこった!」


「あーら、あの二人またやってるの?」
「アニキはをからかうのか面白いんだって」
「ふーん…まぁそれだけじゃないでしょうけどね」
「え?それってどういう意味?」
「……(シモンの鈍さはカミナ譲りかしら…)」

END