柿ピー

「犬」
「ん?何?」
「私…柿ピー食べたい!!」
「え!?」
いきなりの発信にオレは固まった。 ってば!オレといるのに柿ピーのこと考えてるわけ? ちょっとショックなんれすけど…あのモッサリメガネに負けたなんて…。
「…なんれいきなり柿ピーなの?」
「なんでって…食べたいんだもん!美味しいじゃん?」
は!?美味しい!?ってことはもうは柿ピーとヤったわけ!? しかもしかも!!の言い方からすると…が柿ピーを食った…!? なんだよあのメガネ!!に食べてもらっちゃったわけ!?許せねぇ!! っていうかありえねぇー…! は照れ屋だから…恥ずかしがって、そんなことする奴じゃないびょん!!! 柿ピーの奴…に無理矢理してもらったんじゃねぇの!? あいつ…大人しそうに見えてヤバイところあるしな。
「柿ピーよりオレの方が美味しそうじゃない?」
「…んー……私は柿ピーの方が美味しいと思うけど」
「!!!!」
くそ!!くそ!!!柿ピーに負けた! あんな眼鏡に!!骸さんならまだわかるびょん…。 けど…あの眼鏡に負けるとちょっと…いや、かなり悔しいびょん!! 気が付いたらオレはを押し倒してた。
「犬!?」
にオレの方が美味いって教えてやるびょん」
「ちょ、ちょっとまっ…!!」
俺はの柔らかい唇にガブリと噛みついた。 ホント甘くて柔らかくて美味い!!! だけど…はオレより柿ピーの方がいいのか…?
美味しいびょん…は美味しい?」
「っ!!」
そう尋ねると、の顔はみるみるうちに真っ赤になった。
「な、なな何言ってるの!!!そんなのわかんないよ…」
「柿ピーはわかるのに…?」
「へ…?」
「もしかして…犬、勘違いしてない?」
「んあ?」

ガチャ

わけわかんなんくて、ぼーっとしてたらメガネが帰ってきた。 つーかタイミング悪ィーよ!!
「ただいま」
「あ…千種…」
「犬…何やってんの…」
「柿…ぴぃ…そ、それ…」
「ん?これ?が食べたい食べたいうるさいから買ってきた」

柿の種

うっそーーー!!!柿ピーってメガネのことじゃなくておつまみかよ!! ヤバ…どうしよ…になんて言おう……
「犬〜っ!!」
はちょっとムスっとした顔でオレを睨み付けた。 急に恥ずかしくなって縮こまってたら、頭にポンと柔らかい手が降ってきた。
「まったく、ヤキモチやいちゃってv可愛いな〜犬は」
はにっこり笑って、オレの方に顔を近づけてきた。 チュッと音がしたと思ったら、の顔がちょー近くにあってビビった! ビックリしてまじまじとの顔を見てたら、ニッコリ笑って「犬が一番美味しいよ」って言ってくれた! その言葉が何よりも嬉しくて、「オレもが一番美味しい!」って言ったら、嬉しそうに笑ってくれた。 そん時のはちょっと赤くなってて、マジちょー可愛かった!!
「イチャつくのはいいけど…人前でやるのやめてくれない?」
残念だったなメガネ!!本当はお前もが好きなんれしょ? でも今の一言で諦めたみたいら。うん。諦めることも大事らよ。 はオレのもんだから!!