邪魔

「んあ!あいつまた柿ピーんとこ行きやがったな!!」
「髑髏ちゃんのこと?しょうがないよ。きっと心細いんだよ」
「あのブス女が来てから色々大変だびょん」
「そう?私には楽しそうに見えるけど」
「どこが!?邪魔な奴が増えていい迷惑ら!」
「……」
「?…?」
「私も…邪魔だったんでしょ」
「え…?」
が犬たちに出会ったのは、彼等が黒曜に転入してきた時だ。
道で不良に絡まれてるところを骸に助けられたのだ。
両親がいないはそれ以来、骸の許しで共に行動することになった。
その時はもちろん私もなんやかんやと言われた。
千種は何も言わなかったけど、明らかに不満そうな顔してたし。
犬は今と似たような感じで反対してた。
私は何の役にも立てない。髑髏ちゃんは私と違って戦うことができる。
今この中で一番邪魔なやつといえば、それは私のことだ。
「あ、いゃ…あん時はそう思ったけろ…」
「……」
「れも今は…すっげぇ大事だと思ってる!」
「だい…じ?なんで?」
「なんれって…」
「私、戦えないし、家事ができるわけでもないし…。ただのお荷物よ」
「そんなんない!!がいるといないじゃ全然違うびょん!」
思わず怒鳴るような口調になってしまい、慌てて口元に手を当てる。
「じゃあそのうち髑髏ちゃんも……っ!!」
突然腕を引っ張られ、ぎゅっと抱きしめられる。
「それはない。…俺にとってはだけが特別だから」
温かい。
犬がさんな風に私のことを思っていてくれたのが、すごく嬉しかった。
「あ、りがとう…」
私もそっと犬の背に腕を回した。何故だか満たされた気分になる。

END