無防備

青い空。白い雲。一面の緑。
大の字になって空を見上げる俺の隣では、は小さな少女が寝息を立てている。
幸せそうな顔して…子供みてぇだ。白くて柔らかそうな肌。
そんなの顔を見ていると、吸い寄せられるようにへと顔が近づいていく。
「…んな無防備にしてるお前が悪りーんだからな」
の肩の横に肘を付き、ゆっくりと影を重ねる。
「ん…」
そっと唇を重ね、離れると同時にが眠そうに目を開けた。
「宏海…?」
「おはよ」
「おは…、…え!?」
段々と目を開いていけば、そこには息がかかりそうなほど近付いた宏海の顔。
顔から火が出る勢いでの顔が赤くなる。
「なっ、何して…っ!」
無意識に口元に伸びた手を宏海が遮る。
「っ…」
「照れすぎだろ」
「そ、そりゃ照れるよ!!」
そんな顔されっと止まらなくなっちまう…
再び唇を重ねようと顔を近づけると、はやや下を向き、ぎゅっと目を閉じた。
同時に宏海もぴくりと動きが止まる。
「……」
「…嫌か?」
「え……ぅ…んん… やじゃ、ない…けど」
「……そっか」
優しく微笑むと、の手を引き、起きあがらせた。
「ま、次の楽しみのために我慢しとくわ」
そうやっていつも私のことを気遣ってくれる。
そんな宏海が私は大好き。
だから、今度は私からいけるように頑張るね。

END