お土産

「それ、気に入ったんですか?」
の腕で抱きしめられたソレを見ながら骸が呟いた。
はにっこりと笑ってソレを抱きしめた。
すると骸はちょっと不満そうに微笑みながらの頭を撫でた。
が喜んでくれるのは嬉しいんですが…失敗でしたね、それを連れて来たのは」
「なんで?」
「だって…」

を捕られちゃいますから」

え…?
が顔を上げた時には、すでに骸は目の前にまで来ていた。
「向こうへお行き」
骸が小さく言うと、の中のそれはフワリと宙に浮いた。
「あ、ムクロウ!」
「ムクロウ?」
「あの子の名前!骸からもじったの」
「僕から?
「可愛いでしょ?」
にっこりと笑みを浮かべて骸と向き合う。
そんなが愛しくて、可愛らしくて、思わず骸も微笑んだ。
「僕が可愛いと思うのはだけですよ」

END