弄る

…」
困ったように苦く笑う骸。
その頭をぺたぺたと触る
どうやら後頭部の逆立った毛が気になるらしい。
手に刺してみたり、吹き掛けてみたり。
まるで小さな子供が夢中で遊んでいるようだ。
「気は済みましたか?
「ん〜…何でこんなふうに立つのか、わからないぃ〜」
「…それが気になるんですか?」
「うん」
「……」
骸は少し考えた後、思い付いた!とでも言いたげな顔で
「全ては千種が知ってます」
と、人差し指を立てて言った。
するとは、嬉しそうな顔で千種のところへと駆けていった。
「はぁ…」
一人になり、ぐちゃぐちゃにされた頭に手を置く。
「随分といじってくれましたねぇ…」
でも、そこからは の匂いがする。
柔らかい手の感触も。とても心地良い。
骸は小さく笑い、たまにはいじられるのも悪くないと思った。

END