「アニ、キ…」
いったいどうなってんだ!

女湯を覗けやしないかと探っていたんだが…
戻ってくるなりシモンが擦り寄ってきやがった。
そして俺の名前を呼んだ。
いつもの助けを呼ぶような「アニキ〜」ってのじゃなくて、
なんかこう…色気のある、性欲を掻き立てるような呼び方だ。
湯に浸かったせいか、シモンの白い肌はうっすらとピンク色になっていた。
顔もほてっていて、なんだかエロい表情になってるし。
「どした?シモン」
飛びそうになる意識を必死に保ちなから問いかけた。
だが返答がねぇ。代わりに返ってきたのは…
「アニキ…熱いの、…俺」
俺にまたがり、甘えるような姿勢をとるシモン。
ヤベェ…モロ当たってんですけど。
「アニキ…アニキ…」
ジリジリと顔を近づけてくる。
近い!近い!近い!!
「ん…」
少し息を漏らした直後、シモンの口が俺の口を塞いだ。
いつもならそんなこと、ぜってー自分からしねーのに。
しかもそれだけじゃなかった。
シモンは俺の唇を舌で突き、口を開けるようにと促した。
いつもは俺がシモンにしてることだ。
なんとなくされる側なのが嫌で、俺がシモンの口に舌を差し込んだ。
瞬間、シモンの身体は大きく震えた。
「ん、…っ」
俺の腹の上で、シモンのが熱くなってくのがわかる。
マズイな…こういう反応されっと止めらんなくなっちまう…。
たっぷりとシモンの口内を侵して唇を離すと、。
二人の口は、透明ないやらしい糸で繋がっていた。
「シモン…」
ざらざらとした粗いタイルに、シモンの身体を倒しこむ。
覆いかぶさるようにカミナがまたがり、顔を近づけた瞬間だった。

「!!?」

シモンの目が大きく見開かれ、驚きの表情を出していた。
「なっ、なな…っ!!」
「ん?」
「何してるのアニキィっ!!」
恥ずかしさのあまり、シモンはカミナの腹に強烈な蹴りを入れた。
「っー!!何しやがるシモン!」
「あ、わっ!ごめん……だってアニキが…」
「あぁ?仕掛けてきたのはお前ェだろ」
「え!?俺何もしてないよっ!」

え…?覚えてねぇーのか…?

「チッ」
岩影から小さな舌打ち。
「まだ効力が弱いようね」
片手を顎の下に当て、不満そうな顔を浮かべていたのはリーロンだった。
「ま、いいもの見させてもらったから、良しとしましょうか」
顔を紅く染め、ニタリと笑ったあと、リーロンは静かにその場を去った。
その間カミナはシモンに叱られ続けていた。

END
リーロンさんが腐ってしまいました!!笑