体温

「暑いな」
「その割には涼しそうな顔してんな」
まだ梅雨だというのに、この暑さは何だろう。
元々体温が高い宏海にはかなりこたえる。
「くそ、こういう時に限ってクーラーは壊れてるしよ…」
暑さのせいか、大分イライラしているようだ。
その様子に悠が立ち上がり、宏海の背後へと回る。
そして首に自分の腕を巻き付けた。
「ゆ…う?」
「冷たいか?」
「あ、…あぁ…」
「俺は蛇だから…風邪でも引かなきゃ体温が上がらないんだ」
悠の腕はヒンヤリとしていて気持ち良かった。
悠もまた宏海の体温が調度良いらしく、気持ち良さそうにしている。

「風邪…ね……他にもあるんじゃねえか?」
「どういう意味だ?」
「こういうこと…」
首に巻き付いた悠の腕を強く引き、自分の正面に引っ張り出した。
かと思えば唇が重なり、手は悠の学ランを脱がせている。
「ん…っ」
「ほら、もう熱くなったんだろ?」
お前感じやすすぎ、と意地悪く口角をあげて笑う。
再び唇を重ね、白いワイシャツの上から悠の体にそっと触れる。
胸を撫でるようにまさぐり、服に浮き上がった突起を指で押し潰すと、悠の体がピクリと動く。
そんな様子に気を良くした宏海は、今度は口でそこを虐め始めた。
服の上からでもぴちゃぴちゃと卑猥な水音。
服が唾液で濡れたせいで、その色がうっすらと浮かび上がる。
「あッ…こ、み…っ」
平然とした宏海に対し、悠の体はもう火照っている。
悠の足の間に膝を割り込ませ、徐々に上へとずらしていく。
すでに力を持ち始めていた悠のものが、さらに力を増す。
「ん…」
「悠…」
「暑いんじゃ…なかったのか?もっと暑くなるぞ?」
「そしたらまたお前に冷やしてもらう」
やれやれ、とでもいいたげに目を閉じる。
冷やすのは無理だな。だってその頃には…俺もお前と同じくらい熱くなってしまうから。

END