真っ白

本当は優しくて、すごく純粋なんだよね

「くっそ〜 俺がかっこよすぎて照れてるんだな」
鼻血を拭きながら私にそう言う。
明らかに違う理由でタコ殴りにされたんだろうけど。
なら俺を受け入れてくれるよね!!」
いつもの変態顔で側に寄ってくる。
普通の女の子ならここで叫んだり、蹴りを入れたりするだろう。
でもね、本当はそんなことする必要なんてないんだよ。
私はニッコリと笑って、太臓の頭に優しく手を置いた。
「…!」
太臓の動きが止まる。
驚いた様子で、じーっと私の顔を見てる。
私はくすりとまた笑い、小さい子をあやすように頭を撫でた。
「わかってる」
…?」
「…私は太臓のことわかってるつもりよ?」
そっと引き寄せ、抱き抱えるように膝の上に太臓を乗せる。
すると太臓の顔がどんどん赤くなっていく。
ほら、あなたは…本当はこんなにも照れ屋で純粋なのに。
「普段からこういう自分を出していれば、もっとモテるのに」
「お、俺は既にモテモテだもん!」
更に顔を赤くして、目線を遠くへ移す。
「それに…」
「ん?」
「俺は…が側にいてくれればいいから…」
甘えるようにもたれ掛かってくる。
だったら他の女の子なんてほっとけばいいのにな、と内心思う。
周りにどう思われたっていい。私はずっと側にいるよ。
だってあなたは私の王子様なんだから。

END

うちの王子は純粋でいい子ちゃん設定ですからb