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はとても変わっている。 「〜俺とデートしよデ〜ト!」 「もう〜っ 太臓はそればっかだなぁ」 「いいでしょ〜?」 「こら!そういうことするから嫌われちゃうんだぞ?」 飛びかかっていく王子の頭を優しく手で押さえつけ、笑顔で言う。 普通の女なら平手…ひどい時なら拳骨パンチがとんでくるところだ。 だがは王子を一度として殴ったことはない。 そんな女子、このクラスではくらいだ。実に変わった奴だ…。 だかそんなところが、俺の興味を引く。 王子ものその対応を受けると、大人しくなる。(調子が狂うんだろう…たぶん) まぁ数時間後にはまた飛びかかるのだが。 調子を狂わされた王子は、宏海の元へと行ってしまった。 「やれやれ、懲りないなぁ〜太臓は」 「お前もな」 「ん?何が?」 「嫌にならないのか?毎回同じことを繰り返して」 「太臓だってさ、悪気があるわけじゃないじゃん?」 「…」 確かにそうだ。 だがやはり、こいつの思考回路は他の女子とは全然違う。 「それとも…王子に恋でもしたか?」 「あはは、はっずれー!好きだったらデートOKするでしょ」 「……」 「ね?」 いつも通りの笑顔で話す。 ホームルームも終わり、下校時刻となった。 今日王子は宏海の家に泊まりに行った。 それは王子の意志ではない。 俺の眼×操奴の力でそうさせた。 のことを知りたいと思ったからだ。 うちの呼んでも、王子がいたんじゃ話が進まないからな。 「ふあー 何度見てもこの家可愛いね」 「そうか?」 は猫耳の屋根を指さしてニコニコと笑う。 「そういえば太臓はどーしたの?」 「宏海の家にお泊まりだそうだ」 「へ〜悠が一緒に行かないなんて珍しいね?」 「たまにはな」 「おっじゃましまーす!!」 勢いよくうちの玄関を開けたは、俺より先に中へと入っていった。 「家の主より先に中に入るとはな」 「あはは ゴメンゴメン!ちょっと嬉しくなっちゃってさ!」 「嬉しい?」 「なんか悠と二人だけになることってあんまないからさ!」 「…そうか」 そんなことが嬉しいのか? 実際俺もと二人だけというのは、悪い気分じゃない。 むしろ嬉しいというべきなのか?これは。 「はー…疲れたぁ…」 ぺたりとカーペットの床に腰を下ろし、くつろぐ。 スカートだというのに、まったく気にしていないかのように スカートの襞はグシャグシャと折れたりまくれたり。 この時初めて味わう感覚が、俺の中に走る。 今まで”女”というものに関心が向いたことはなかった。 俺が求めるものは、いつも面白いことのみ。 だから王子があそこまでして、女を追いかけ回すことが、俺には理解できなかった。 だけど今ならわかるような気がする…。 「…」 「んー?どうし……わっ!!」 何故かわからない。どうしてこういう行動を取ったのか。 俺はを押し倒していた。 は目をまん丸にして、俺の顔を見た。 「ゆ…う…?」 「……」 「どうし、…たの?」 「……」 俺はの問いかけには答えず、自分の唇をのものに重ねた。 ちょっと触れただけ。すぐに離れて、そのままを見つめた。 「ぁ、…の…」 「嫌か?」 「え…」 真っ赤になったの顔。初めて見た。 何か失敗をした時も、誉め言葉を言われても、はいつもただ笑うだけ。 軽く照れても、顔を赤くする、なんてことはなかった。 そのが、今はりんごのように真っ赤な顔している。 そんなを見て、俺の心臓の鼓動が早くなるのがわかった。 そして俺はまたの口へと顔を近づける。 今度は長く、深く。すぐには解放してやらん。 「ん、…っんん…」 苦しそうに、そして甘くの声が漏れ出る。 その声を聞く度に、俺の頭の中がぐらぐらと揺れ動く。 わずかに開いた隙間から、舌を侵入させ、の口内を侵していく。 「ゆ、ぅ…」 口を離し、唇をぺろりと舐め上げる。 は今にも溶けてなくなってしまいそうな顔(と体)をしている。 「ぅ……悠ー…」 「?」 「…も、っとぉ…」 「なんだ、気持ちよかったのか?」 「悠、…だから……悠が好きだから…もっ、と」 顔を赤らめながらも、俺の首に腕を伸ばす。 これは計算外だ。 本当は、キスを迫った時のの反応を楽しもうと思っていたのだが。 流石にそれを迫られれば、はっきりと「嫌」と言うだろう、と。 だが、迫るだけにとどまらなかった。 を見ているうちに、行動を抑えられなくなった。 まさか俺の方が夢中になるとはな。 さらに驚いたのが「嫌」ではなく「好」だったということだ。 それなら遠慮することもないな。 「ではありがたく頂くことにしよう」 その日、俺はを食った。 ***** 次の日 「おう悠!!テメェどういうつもりだ!!」 「何がだ?」 「太臓だよ!!なんで俺んちに来たんだよ!!」 「王子が行きたいと言って、きかなかったんでな」 「いーや!ぜってェウソだ!!」 「それなら信じなくてもいいがな」 「……チッ」 「あ!!!おはよ〜♪」 いつも通りに飛び付く太臓。だが… 「だーめ!って言ってるでしょ?」 「え〜いいじゃーん!俺と熱い夜を過ごそうぜ!!」 「ざんねーん!私が好きなのは… ゆ ・ う v だもーん♪」 「「「!!!!」」」 「う、うそ……」 「マジかよ…」 「……」 「ホントだよー!」 恥じらいもなくニコニコとはっきり言う。 昨日見た、あの真っ赤なとは別人だ…。 やはりは他の女とは違うな。 ▼おまけ▼ 「(お、おい悠…!)」 「(なんだ?)」 「(まさか昨日太臓をうちにやったのって…)」 「(お前にしては察しがいいな)」 「(んじゃお前!昨日と…!?)」 「(頂いた)」 「………」 |